2014/09/17

ショパンの心臓はコニャック漬け?Serce Chopina w koniaku?



パリで1849年に亡くなったショパンの心臓が遺言によって姉に持ち帰られて、現在はワルシャワの聖十字架教会に納められているというのは有名。

『でも保冷ができなかった時代にパリからワルシャワまでどうやって心臓を運んだのか?』

ホルマリンにつけたとかいうような情報もインターネットにはたくさんありますが、ホルマリンだと時間とともにどうしても収縮が避けられないらしく、実際はどうだったのかといつもずっと不思議に思ってはよく調べもせず、忘れてはまた思い出していました。

今月17日に、ネットに「ショパンの心臓は白く、結核の痕があった」という見出しの記事とインタビューの動画が掲載されていていたので、もうちょっと詳しい記事を探してみました。ポーランド語ですがガゼタ・ヴィボルチャのこの記事が詳しいです。


ポーランド文化省が行った記者会見では、ショパンの心臓の状態を調査しようとした専門家が瓶に納められた心臓を確認したところ、保存液は160年も経つのにまだ5mm程度分しか蒸発しておらず、良好な状態にあるためにあえて開封する必要はないと判断を下したとか。循環器系の問題があったショパンの心臓は標準の人より大きめで、高さ16センチ直径12センチの瓶に納められてアルコール(おそらく70%のコニャック)漬けにされてパリから持ち帰られたそうです。160年近くアルコール漬けになっているので、人間の心臓の色(赤い色)とはちがって白くなっているんですね。
保存容器の蓋を閉めるのにワセリンをたっぷり塗りすぎて、それが解け流れて保存液の上にさらに膜となり、液体の蒸発が防ぐ効果があるのだろうと専門家がインタビューで答えていました。

容器に入ったショパンの心臓を実際に人が見たのは1945年が最後で、今年はそれから69年目の御開帳だったわけ。
そうか・・・コニャック漬けね。納得。